nadeshiko of BLUE BIRD

なでしこ"地球"女子会 とは

立場は違っても、同じ「地球」の姿を、見て・感じて・考えてきた日本を代表する女性たち(なでしこ)。彼女たちが集まり、彼女たちの視点で、「地球」「地球上の大きなつながり」「世界の中の日本」を語る公開女子会。彼女たちの視点を通して、私たちが「地球のひとりのメンバー」として生きることの発見をしてみて下さい。

<アーカイブス>

【スペシャルゲスト】堂本暁子さん(元・千葉県知事、生物多様性JAPAN理事)、松浦真弓さん(JAXAフライトディレクター) 

【スペシャルゲスト】大塚紀子さん(鷹匠)、鈴木あやのさん(ドルフィンスイマー) 

【スペシャルゲスト】石井和子さん(日本気象協会顧問、フリーアナウンサー)、本山友理さん(モデル・ライター) 

【スペシャルゲスト】加藤登紀子さん(歌手)、村上恵さん(ソラトニワMC) 

テーマ:明日の地球のために行動するとは

SPECIAL GUEST 007_ KATO TOKIKO

加藤 登紀子さん

歌手
1965年東大在学中に第2回日本アマチュアシャンソンコンクールに優勝し歌手デビュー。女優として『居酒屋兆治』(1983年)に出演、また宮崎駿監督のアニメ映画『紅の豚』(1992年)では声優としての魅力も発揮した。東日本大震災後には被災地を度々訪れ復興支援コンサートも行っている。歌手生活50周年を記念して2015年6月にラトビアのリエパーヤ交響楽団とコンサートツアーを行う。「鴨川自然王国」理事。WWFジャパン顧問。

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SPECIAL GUEST 008_ MEGUMI MURAKAMI

村上 恵さん

ソラトニワMC
1988年東京生まれ。ラジオパーソナリティ、イベント司会をメインに活動。「女は度胸!」をモットーにどんな事にも臆せずチャレンジし、笑顔と楽しい時間をお届けできるような MC を目指している。
[主なレギュラー出演番組]DJめぐのHappy Go Lucky☆、Yuko's Beauty & Happy Wedding 等

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アースデイ大学「特別公開講座」として開催!

IMG_9482.JPG 昨年スタートしたアースデイ大学の「特別公開講座」として、なでしこ地球女子会を開催!今年もインターネット・ラジオ・メディア「ソラトニワ」で生放送しました!
「行動を起こそう!」をテーマに、積極的な活動を展開している、歌手の加藤登紀子さんを中心に、ソラトニワMCの村上恵さん、生姜塚理恵の3名で、女性視点で「新たに行動を起こす」ことについて語り合う女子会になりました。

テーマ:二十四節気を語ろう

SPECIAL GUEST 005_ KAZUKO ISHII

石井 和子さん

フリーアナウンサー・日本気象協会顧問
学習院大学文学部仏文科を卒業。1968年、TBSにアナウンサーとして入社。1995年、2回目の気象予報士試験に合格。著書、『平安の気象予報士・紫式部』で第25回日本文芸大賞研究優秀賞を受賞。現在は、桜美林大学で講師を努める傍ら、一般社団法人日本気象協会顧問でもあり、季節のことば選考委員(日本版二十四節気専門委員)として尽力している。

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SPECIAL GUEST 006_ YURI MOTOYAMA

本山 友理さん

モデル・ライター
1988年長崎県生まれ。オスカープロモーション所属。
名門中村学園ソフトテニス部時代にはキャプテンを務め、チームを全国大会ベスト8へ導く。法政大学時代からモデルとして活躍。現在はオスカープロモーションに所属し、「アサヒスーパードライCM」出演や「日本レコード大賞」アシスタントなど各方面で活躍中。

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今年は「アースデイ大学 KICK OFF!」トークとして展開

IMG_7441.jpg「地球のために行動できる人をつくる」ことを目的にスタートした運動体「アースデイ大学」。なでしこ地球女子会は、その記念トークとして、インターネット・ラジオ・メディア「ソラトニワ」で生放送しました!
日本気象協会"季節のことば選考委員"でもある石井和子さんを中心に、モデルの本山友理さん、生姜塚理恵の3名で、日本で生まれた「二十四節気」の魅力を語り合う女子会になりました。

テーマ:をかける・をわたる

SPECIAL GUEST 003_ NORIKO OTSUKA

大塚 紀子さん

鷹匠
諏訪流放鷹術保存会 事務局長。女性鷹匠の第一人者。
大学卒論をきっかけに鷹匠の世界に興味を持ち、17代鷹師・田籠善次郎に弟子入り。
2006年、鷹狩文化の探究の為、早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科に入学(博士課程に)。2007年、認定試験に合格し鷹匠となり、鷹狩文化の保存・伝承を試みている。

大塚紀子さん写真プレスリリース(2013年2月22日).jpg

SPECIAL GUEST 004_ AYANO SUZUKI

鈴木 あやのさん

ドルフィンスイマー
水中モデル、イルカ写真家。
企業での研究職・商品開発職を経て、小笠原一人旅にて、野生のイルカに出会う。 イルカの愛らしい瞳と鳴き声に魅せられ、水中世界の魅力を伝えることを志し、水中モデルとしてイルカと泳ぐ様子を発信、写真家としてドルフィンスイマーであるからこそ撮れるイルカの表情を撮影している。

鈴木あやのさん(プロフィール写真)2013年3月13日.jpg

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今年は、空の視点・海の視点

IMG_5961.JPG[生姜塚]昨年のなでしこ地球女子会では、元千葉県知事の堂本暁子さんには「地球視点」で、JAXAフライトディレクターの松浦真弓さんには「宇宙視点」でお話をいただきました。
 今年は、視点をもっと地上に下ろしまして、「空の視点」「海の視点」でのトークショー。鷹匠の大塚紀子さん、ドルフィンスイマーの鈴木あやのさんをゲストとしてお迎えしました。

人と動物が一緒に楽しめるスポーツはないか

IMG_5963.JPG[大塚さん]私が鷹匠に興味を持ったきっかけは、大学卒論の研究テーマを探していた時、人と動物が一緒に楽しめるスポーツはないか?と探していていました。言葉の通じない動物とどうコミュニケーションをはかり、同じ考えを持って、スポーツのルールに則り理解し合えるものはないかと考えました。そんな時、たまたま鷹匠の記事を新聞で読み、鷹匠の方に取材させてもらったのがきっかけです。実際に、間近で見たハヤブサの姿が非常に美しかったのに感動しました。大学を卒業し、私も鷹匠のこころを知るようになって、1995年に弟子入り。1998年には自分でも鷹を飼うようになり、ずっと修行してきました。2005年には中東UAEの首都アブダビを訪れました。そこで、世界にも鷹狩文化があることを知り、鷹狩文化の保護活動も活発に行われていることも知り、日本でも積極的に保護活動ができたらいいなと思い、大学院に進学し、現在「諏訪流放鷹術保存会」で事務局長を務めています。
鷹匠の実演や講演活動を通し、鷹狩文化というものを広く理解してもらう活動をしています。そして鷹狩に必要な環境としてのかつての鷹場の大切さを知っていただこうとしています。

写真家&モデル 2つの視点から伝える

IMG_5969.JPG[鈴木さん]私は、ドルフィンスイマーという肩書きに加え、水中でのモデル、そして水中写真家として活動をしています。元は、東京大学大学院の修士課程を出て、研究職をしていました。働く意義を考えて、もとから自然が好きだったので、そこで会社を辞め、タイミングで世界自然遺産の小笠原諸島に行き、そこで野生のイルカに初めて出会いました。(中略)「写真家」としてイルカの様々な表情を撮影し、「モデル」として人間と動物かどのように心通わせるのかを、2つの視点から伝えるような活動をしています。

[生姜塚]今回のテーマ「生物多様性」ですが、里地里山、海洋、干潟等々、様々な視点での捉え方があると思います。お二方が「海の視点」「空の視点」で、どういったことを感じておられますか?

東京の空は狭い

IMG_5966.JPG[大塚さん]モロッコの鷹場で研修を受けた時、凄くどこまでも広がる「空の青さ」が印象的でした。空の青さというのが、東京で見る空とモロッコで見る空が違った様に、場所によって空の青さが違うのはなんでなんだろうといつも考えてしまいます。
又、鷹匠として、鷹を飛ばすことで常に空を見上げているのですが、東京で見上げる空というのは、狭くなってきているという感じが強くなってきています。ビルとか建物・道路で、どうしても空が切れてしまう。空を遠くまで見れないという感じなんですよ。鷹やハヤブサが、空から見下ろしている地上は、どう見えているのだろうと想うのですが、おそらく彼らにとっても狭いというか、混雑しているように見えていると想われます。
現在、野生の鷹の他に「繁殖された鷹」も鷹狩に使っているのですが、繁殖された鷹であっても、不快な環境を本能的に良く分かっているんです。不快な環境とは、狭いと場所や驚かされるものがある場所です。ビルの光の反射や、車などの動くものが原因です。自分の予想していない動きをするものに対してや、光が目に入ったりするのを嫌がっているんじゃないかなぁ。それから、高圧線の側も嫌がるんです。電波などを感じているのではないかと思います。
今後、日本には、鷹が好む自然のある場所、そういう自然は少ないのですが、日本でも作っていけたらと想っています。

イルカにも感情があって、群れの中で社会生活を営んでいる

18 Dolphin 授乳IMG_0520t.JPG[鈴木さん]野生のイルカと泳いでいるのですが、本当に野生なので、いろいろな行動をしているんですね。人と遊んで泳ぐこともあるんですが、例えば、泳ぎながら寝ているシーンや赤ちゃんを育てているシーンといった「野生的なシーン」に出会うことができます。そんな生態的なシーンを観察しながら泳ぐようにもしています。
(写真を見ながら)これは、赤ちゃんイルカがお母さんイルカから授乳されているところで、この赤ちゃんは生後2週間程。本当は警戒心の強い親子なのですが、ここに長く通っているためか、私に慣れているのか、同じイルカに出会えたりしています。このお母さんイルカとは赤ちゃんが生まれる前に何回も一緒に泳いでいまして、赤ちゃんが生まれてからも親子と一緒に泳ぐことができ、撮影に成功しました。
本当に、野生の命の育みを間近で見ることができています。時には、死んでしまった赤ちゃんイルカを運んでいるシーンに遭遇することも、数年に一度あります。おそらく生まれた直後なんですが、ぐったりして、舌が出てしまっているような赤ちゃんイルカをお母さんイルカが、呼吸をさせようと水面に押し上げるんですね。その周りに他のイルカ達が取り囲んで、10頭、20頭、島にいる殆どのイルカが集まるようにして周りを囲んでいるんです。イルカは知能が高いので、そういうシーンを見ると、イルカにも感情があるんだろうなということや、群れの中で本当に社会生活を営み、協力して出産や子育てを助けようとしているんだろうなということが分かります。

私たち人間の役割は何か

IMG_5964.JPG[生姜塚]凄い話ですね。今、人間社会でも、人間関係が上手くいかない事が社会問題になっていますが、生き物の中で「人間の忘れてしまったようなこと」が、今も温かいつながりとして残っていて、私たち人間がハッとさせられますね。
私は、このお二方の中間「(山と海がつながる)干潟」という場所で活動をしています。干潟のゴミ拾いをしています。その干潟は「渡り鳥のやってくる場所」。干潟には長旅をしてきた渡り鳥がいて、そこに棲むカニもいて。その横には、私たちの出したゴミがいっぱいあるんです。そこでいつも思うのですが、私たち人間をひとつの生き物として捉えたときに「私たち人間の役割は何だろうか」と思ってしまうんです。カニは砂団子を作り、砂の養分を吸って、純粋な(ピュアな)砂に変えたりして、干潟の生物には、みんな其々の役割があるのに、私たち人間は何をしているんだろうと。干潟清掃に参加いただく皆さんには、私たち人間の足下を見直す重要性を伝えたいなぁって思って、いつも掃除をしています。

[生姜塚]私は「地球上の大きなつながり」が大事だと思い、「人間も地球に生きるチームメンバーのひとり」であることをテーマに据えて活動しています。大塚さんの「鷹とのチームワーク」について教えてください。

鷹は見られることを嫌がる

スライド08.jpg[大塚さん]諏訪流放鷹術では「人鷹一体(じんよういったい)」といって、鷹と一体になることを研鑽して、目指して、それを信条としています。それは人と鷹が共に狩りに出た時です。獲物が出た瞬間に、人間(鷹匠)が、鷹を獲物の逃げる方向(取り筋)に合わせ、鷹の方向を修整して押し出します。その瞬間は、なかなか得られるものではなく、毎回成功する訳でもなく、難しいのです。その中でも一番大事なのは「呼吸を合わせること」です。実際に鷹と呼吸が合っているかは分かりにくいのですが、普段のペースがあるんですね、やっぱり。人間のわたしには、わたしのペースがあって、鷹には鷹のペースがある。おそらく他の生き物にもあると思うのです。なるべく私(人間)が、鷹の呼吸に合わせていく様に意識して、鷹が今何を思っているのか?何処に行きたいのか?ということを考えて、なるべく鷹と調和していくことを意識することが、人鷹一体につながるものだと思っています。
 また、鷹は「見られること」を嫌がります。餌を受ける時であっても背中で受けます。つまり、鷹が獲物をとられると思わないように、訓練をするのですが、鷹は嫌だと思ったら人間の言うことをききません。その場所が嫌だ・私のことが嫌だと思ったら、戻ってこない態度を取るんです。鷹匠にとって一番気をつかうところですね。鷹と同じをもの見る、鷹の視線を追うことが一番大事だと思います。
 鷹を呼ぶ時は、世界的にも似ているものが多いのですが、名前で呼ばないで、「ホッ」とか「ホッ・ホホッ」という様な感じで、ふくろうの様な低い声で呼ぶことが多いです。驚かす様な高い声では呼ばない方が良いみたいですね。

イルカと目を合わせながら泳ぐ

IMG_5968.JPG[鈴木さん]イルカは、イルカ同士で沢山のコミュニケーションをとっていると思うのですが、人間に聴こえる声としては、呼吸穴から泡を出して、「ピーピー」「キューキュー」という様な声を出していますね。私も海の中で「ピーピー」と言ってみるのですが、どれ位通じているのか分からないのですが、すごく嬉しそうに「ピーピー」と鳴くときがあるんです。(先程の話の)死んでしまった赤ちゃんイルカを運んでいるような時には、いつもと違う鳴き声で鳴いていていて、「ガガガガ」「ガンガン」「ギーギー」の様な普段聞かない様な異様な鳴き声を出していました。
 イルカと目を合わせながら一緒に泳いでいる時には、「ピーピー」と鳴いているんですが、鷹は目を向けられないんですね。わたしがイルカをみると、イルカもわたしをスゴイ目で見つめ返してくるんです。視線を間近でみるのも本当に楽しくて。こちらが手を出したりしなければ、イルカも嫌がらないというか、野生なので気分次第なのですけれども、こちらの動きに合わせて、本当に止まるように泳いでくれたりするんですね。

[生姜塚]次に、日本の女性・日本の文化についてお聞きしたいと思います。

女性的な感受性で、新しい鷹狩文化を創ることが出来る

スライド17.jpg[大塚さん]日本を含め、鷹狩文化は男性が築いていった文化です。女性が狩ってはならないということはなくて、多く関わってきています。特に、日本では鷹狩文化は渡来文化と言われていますが、最初に鷹匠になった方が女性だったそうです。武士の時代もそうですが、女性は、役職の中で表に出てくることは少ないですが、支える存在ではあったと思うんです。
 女性は、環境であったり、いろいろなものを受け入れる力が強いと思います。モロッコに行った際に、現地アラブ人の鷹匠の方とご一緒したんですが、男性だけですと男性だけの考え方になりがちですが、女性は、人種・信条・厳しい環境などを一旦受け止めてから、広げられていく存在だと思います。女性的な感受性を広げていければ、新しい鷹狩文化を創ることができるのと考えています。
[生姜塚]私は、日本伝統文化の「香道」を習っているのですが、ご存知でしょうか?香道は、華道・茶道と同様に室町時代に確立しました。「香りの道」と書くので女性的な文化だと思われがちですが、昔は、男性や武将の方が行っていたんです。その香道の中に「鷹狩香」という、今でいうボードゲームがあって、香りを当てて駒を動かすんです。その駒が、腕に鷹を載せている鷹匠の姿をしています。そう思うと、鷹狩も香道も長い歴史があり、すごく当時の人々の身近にあった文化なのだと思いました。
[大塚さん]鷹狩文化は、日本では狩猟というよりも、武士や殿様などが野に出るための文化でした。鷹狩りに出る時は、武士や殿様が野に出る機会が少なかったので、女性も連れて行かれたようです。野に出ることに重きを置いていたようで、狩りをしたり、歌をよんだり、船を浮かべたり、釣りをしたりして、宮廷に帰ってからはそのことを話したり、狩りにいかなくてもそのことを思い出して香道のようにボードゲームをして遊ぶような、当時の人にとっては誰にでも身近かな遊びだったのだと思います。

自分らしい視点で活動する

05 Ayano & Dolphin.JPG[鈴木さん]水中写真家は沢山いらっしゃると思うのですが、私のように水中写真家かつモデルという方は、今のところ私しかいないと思います。私は自分自身で「2つの視点」で伝えた方が面白いのではないかということで、このような活動を始めました。撮影をしている「風景」プラス「モデル」の写真を取ることは、いろいろな視点が生み、新しいことを自分で見つけることが出来たと思います。
 私は、小笠原諸島でイルカに偶然出会えたから、このようなことを始めました。イルカに出会っていなければ、他のことで自分らしさ、自分らしく発信することを見つけているはずです。私は、自分らしい視点で活動することが大事で、それが自分らしく輝いていくことだと思います。皆さんも何か自分らしいことを見つけて活動されていただければと思います。

[生姜塚]素敵な写真を撮られていますが、呼吸はどうされているのですか?
[鈴木さん]イルカも呼吸をする為に、30秒に1回位に水面に上がります。なので、イルカの呼吸に合わせて潜るので、20秒潜って、上がってを繰り返して。イルカの動きに合わせる方が重要なんです。深く長く潜るというよりは、長く一緒に泳げた方がシャッターチャンスが増えるかなという感じです。写真家の方だと、構図を気にされる方もいるのですが、私は自然な表情が取りたいので、いろいろな方法で撮影する様にしています。
 海の中を、水着で泳ぐと本当に気持ちがいいんです。無重力といいますか、海に溶け込む感じがするんですね。空もそうだと思うんですが、重力もなく、上も下もないような、本当に気持ちがよく、呼吸を忘れるような時もあります。どっちが上か下か分からなくなって、死にそうになった出来事もありました。その時は海が凄く濁っていて、水中では徐々に浮力が無くなって、肺の空気も圧縮されて、体が下に下にもっていかれるんです。そうすると、漕がないと水面の方に上がれない。その時は、イルカと泳いでいて、イルカが下の方でプイッとどこかに居なくなってしまい、気付いたら結構深い所にいて、濁っていた為に上がよく分からなくなっていました。なんとか、水面に上がったのですが。必ず苦しくなる前に上がるようにはしているのですが、海はやはり危ないので、気をつけて泳いで撮影するようにしています。

IMG_5976.JPG[大塚さん]イルカは賢い生き物ですから、人間が、イルカの動きに合わせて泳いでいることを察知していると思うのですが、それを感じる時がありますか。
[鈴木さん]イルカは、こちらの様子をうかがいながら、遊びたい時に遊びにこちらに近寄ってきます。機嫌が悪いと思ったら、距離を置いて観察する様にしています。
[大塚さん]白い水着を着用されているのは、何かイルカに対する配慮なのでしょうか。
[鈴木さん]写真にした時、派手な色では違和感を感じると思いました。又、イルカは頭から超音波みたいなものを発しているのですが、出来るだけ素肌に近い状況の方が、生き物だと感じてもらい易いのではないかと思っています。

[生姜塚]私たち人間も「地球上に生きるメンバーの一人である」ことに気付き、大きな地球視点で、物事を考え、選択してもらえる様にとの想いで、本日は、空の視点・海の視点から、なでしこ地球女子会を開催させていただきました。ご参加ありがとうございました。

テーマ:世界の中の日本・宇宙の中の地球

SPECIAL GUEST 001_ AKIKO DOMOTO

堂本 暁子さん

元・千葉県知事 生物多様性JAPAN理事
大卒後、放送局に入社。ジャーナリストとして活躍し政界に。参議院議員として、環境・生物多様性などの立法、審議に深く関わる。2001年より2期、千葉県知事に就任。
BLOBE(地球環境国際議員連盟)世界総裁、IUCN(世界自然保護連合)副会長なども歴任、環境に貢献する世界を代表する女性リーダーである。

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SPECIAL GUEST 002_ MAYUMI MATSUURA

松浦 真弓さん

宇宙航空研究開発機構[JAXA]フライトディレクター
JAXA JEM(日本実験棟)運用プロジェクトチーム フライトディレクター。
2008年、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟第一便の打ち上げで、日本人初のフライトディレクターになり、プロジェクトの成功に貢献。現在も、NASA(米航空宇宙局)と連携しながら非常に重要な役割を果たされている。2009年には「日経ウーマンオブザイヤー」リーダー部門を受賞。

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私たちも、地球上で生きるメンバーのひとり

2012年4月21日(土)「なでしこ『地球』女子会」@アースデイトークステージ⑤.JPG[生姜塚]なでしこ地球女子会は、私が参加した堂本さんの講演会をきっかけに、私たち人間も「地球上に生きるメンバー」として考えることの大切さを知り、多くの皆さんにも気付いてもらいたい。という想いで企画しました。
 忘れがちなのですが、私たちは奇跡の惑星「地球」上で生きています。そのことを再認識する為に、元・千葉県知事の堂本暁子さん、JAXAフライトディレクターの松浦真弓さんをゲストにお迎えし、世界で活躍されているお二方からの立体的な視点を通して、確認していただきたいと思っています。
 特に、新しい未来を生きていく若い皆さんに、地球のこと、日本のこと、日本の女性のことを考えてもらいたいと思います。

映像ジャーナリストから始まって、国会議員になって、環境問題に出会って

2012年4月21日(土)「なでしこ『地球』女子会」@アースデイトークステージ③.JPG[堂本さん](中略)ベビーホテルの取材で、当時話題になった事件。子供達が多くなり、子供預かり業について、法律を変えないと子供達をを守れないことが分かった。そして、ジャーナリストの9年間を断ちきり、私は国会議員になりました。日本人は政治をすごくバカにしています。私は、政治の世界でも、女性がその意思決定の場にいることの大切さを痛感してきました。
 その後、政党に属さないで、環境のことをやるようになりました。アル・ゴアさんもまだ無名の時、アル・ゴアさんと一緒に、リオの地球サミットに向けて国際的な環境保護をやるように、まるで不思議の国のアリスの気分になった。うさぎが急いで不思議の国に入ると、様々な生き物に出会う。もし、その生き物だちがしゃべれたら、たくさんの動物や植物、そして微生物が「大変だ大変だ!助けて!人間は何、勝手なことをしているんだ!」と叫んでいると思います。なぜなら、このレッドデータ(絶滅危惧種)ブックに掲載される生き物たちがどんどん増えて絶えてしまっている。日本でも、野生の植物が6種に1種のペースで絶滅危惧種になっている。
 1992年「地球サミット」が開かれて、地球上の全ての生きものを守っていこうという動きになりました。地球温暖化が進めば、私たち人間も生きていけなくなる。当時、生物多様性条約と気候変動枠組条約(温暖化条約)が締結されました。しかし、日本はこの2つの条約をしっかり考えていないと国会議員として痛感しました。国会で、生物多様性条約を審議するのは「たったの1時間」。地球環境全部のことを話し合うのに、本当に日本は何を考えているんだろうと思いました。
2012年4月21日(土)「なでしこ『地球』女子会」@アースデイトークステージ②.JPG 生物多様性の総本山INCN(世界生物保護連合)の理事に1991年に就任し、8年間理事の仕事をしていました。2001年には周りの声もあって、千葉県知事に就任しました。徹底して行ったことは、トップダウンではダメだということ。国連事務総長が何言ってもダメ。総理大臣がいくら言ってもダメ。そうではなくて「ひとり一人の日本人・アメリカ人・世界中の人々たちが、本当によく考え、地球を守ろう、その暮らし心地のよい地球に、皆でしなければダメだ」と思わなければダメだということ。私は徹底して、皆さんの意見を言って下さいということで、一つ一つの村や町行って、イルカにも話を聞きました。イルカの言葉を私なりに通訳すると「海のなかも大変なんですよ。汚染されてしまっていて」と言っていました。畑も汚染されないように、今は放射能の問題もありますが、私たちにとって大切な食を大事にしていくには、地球上全体の生きものの「つながり」を大切にしないといけません。そういうことを守っていくために、千葉県で生物多様性・千葉県戦略というものを作りました。タウンミーティングや専門委員会をつくり、皆の意見を集めました。専門家の方ももちろん集めましたが、それよりも、皆が自分の周りの環境をどうしたいか・自然をどう守りたいかということを、皆の意見をまとめて行いました。専門家の先生と市民の人によって作った戦略です。
 去年、一昨年に行われたCOP10(第10回生物多様性締約国会議)。日本で初めて、名古屋で行われました。この時には大勢の市民の方が活発に参加されました。外国の人がこんなに市民の方が参加するのは珍しいと言ったほど。そこで愛知目標が決まりました。それは2020年までに達成しなければならない「愛知ターゲット」です。日本人らしいのですが、二重丸を書いて20個の目標があります。トップは、みんなが地球の自然を大事にするのを意識するということです。それがあって、1992年のリオサミットを経て、2012年のリオ+20があるんですよね。私のプロフィールは、映像ジャーナリストから始まって、国会議員になって、環境問題に出会って、今度のリオ+20に向かって、こうして考えたり、講演をしているんですね。

国際宇宙ステーションに、食料や衣服を届けています

2012年4月21日(土)「なでしこ『地球』女子会」@アースデイトークステージ④.JPG[松浦さん]私や私の所属するチームでは、宇宙で宇宙飛行士の方が、安心安全に仕事ができるように、地上からサポートをする仕事です。国際宇宙ステーションは、100m×70〜80mのサッカーグランドほどの巨大な建造物が、地上の約400km上空を飛んでいます。人が住むことができる施設で、そのほとんどが実験室。すなわち「空飛ぶ実験室」です。一度に宇宙へ持っていけないので、いくつかのパーツに分けて運んでいます。その中に日本が作った「きぼう」という実験棟があります。日本は「きぼう」以外に別施設で貢献しています。宇宙輸送船「こうのとり」が、種子島の宇宙センターから打上げられた宇宙船H2Bによって運ばれ、国際宇宙ステーションにドッキング。実験用具や宇宙飛行士の食料や衣服を届けています。
 このような「きぼう」や「こうのとり」の地上からフライトコントロールするのが、フライトコントローラーの仕事です。筑波の宇宙センターに管制室があり、そこにフライトコントロラーのチームがあるのですが、そのチームのリーダーがフライトディレクターです。要するに、国際宇宙ステーションに関わる仕事をしているのであります。普段は宇宙のことを考えていて、あまり地球のことや環境のことを考えてはいないのですが、皆さんと一緒に地球のことを考えてみたいと思います。

国境は、人間が便宜的に決めたものにすぎない

2012年4月21日(土)「なでしこ『地球』女子会」@アースデイトークステージ⑧.JPG[松浦さん]「そもそも、宇宙って、どこから先が宇宙なの?」わたしたちの業界では、宇宙は地上から100kmをさします。高速道路で1時間走ったら、100kmですよ。定義上、そこから先が宇宙なんです。地球儀でさしたら、地球の表面の少し上なくらいです。地球の写真があるのですが、地球の表面の青い大気を帯びているところが、100km位なんです。宇宙って、ものすごく遠い所も無限大で宇宙なのですが、100km先も宇宙なんです。意外とみなさんの身近にあるのが、宇宙なんです。
 高度400kmの所にあるのが、国際宇宙ステーションです。そして「こうのとり」越しに見た地球の写真、日本が映っているのですが、琵琶湖や紀伊半島、伊豆半島が見えます。市や町の境、国境や赤道の境もみえません。そういった境目は、我々が住むにあったって便宜上使っているもので、本当には境目がないんだなと思うのが、普段仕事をしていて思うことです。先程言いました「地球と宇宙の境目の100km」も人が便宜上言っているもので、考えようによっては、今みなさんがいるここだって、宇宙かもしれませんし、私たちも宇宙人かもしれないと、こういった(宇宙からの)映像や写真をみながら感じています。境のない地球上で、たまたま陸上に住んでいる我々は日本人やアメリカ人かもしれませんが、大きな視点からみれば地球人で、もっと大きな視点でみれば宇宙人なんですね。

[堂本さん]松浦さんのお話を聞いていると、今の地球上の国境で起こっている問題は、本当に愚かなことだと思います。地球が生まれて46億年と言われていますが、生命が誕生したのは割と早い時期なんですね。だいたい今からおよそ40億年前に生命が誕生。地球が成長していくのも、生きものがいたからなんですね。たぶん30億年位かけ、微生物たちが光合成を続けていて、大気が出来、オゾン層が出来ていった。人類の誕生は、たったの5億年、本当に最近の出来事。宇宙でみると、不思議な星の一つだと思います。少なくとも私たちの住んでいる地球は、恵まれた星だと思います。そして、私たちの時間を1日や1ヶ月で考えないで、46億年で考えると、私たちは何を焦っているんだろうと思います。だから、空間的にも、時間的にも、私たちは地球を考え直してよいのではないかな。そして、その地球に生きている男も女も関係なく、考えてよいんしゃないかと思います。人間、あるは鳥、あるはミミズ、みんな男も女も、人間も動物も関係なくて、地球上の生物たち、それがお互いにつながっている。ミミズがいるから、土が耕されてる、チョウチョがいるから受粉ができる。どんな微生物でもつながっているけれども、もうちょっと引きでみると、時間や空間的に違った見方ができるというのが今日の学びであり、良い人選でしたね。

[生姜塚]干潟でのゴミ拾いをしていて感じるのですが、干潟のゴミは人間が出している。カニの砂団子や、フジツボの水の濾過。人間がひとりの生きものとして、どんな役割があるんだろうかと考えてしまいます。

人間の英知を、生きもののことにも

2012年4月21日(土)「なでしこ『地球』女子会」@アースデイトークステージ⑦.JPG[堂本さん]この地球の上で、人間がごく自然な過ごし方をしているなら、3億人が適当だと言っている人がいます。それが今では70億人に。他の生きものにとって、人間はすごく圧力を与えてしまっている。そして、先程述べたようにイルカやトンボたちの困るような状況を作り出しています。困らせているだけではなく、私たちは食べ物がなくては、土地がなくては、生きていかれない。しかし、地球上の生きものたちの循環のなかで、私たち人間もそのなかに入らないと生きていかれない。
 だから、人間は文明が発達して、こうして宇宙にまで行けるようになりましたが、それは凄いことですが、一方で、その英知が、他の生きものたちを悲惨な状況に追い込んでいること。いずれは人間に降りかかってくる悲惨なことになるかもしれない。その英知を活かして、生きもののことを考えるのが、今日のアースデイだと思います。常にそういったことを考えて生きていくのが大事だと思います。

[松浦さん]もう一枚の写真。国際宇宙ステーションから日本の夜をとった映像です。はっきりと日本の形が分かりますし、特に東京なんかはとても明るいです。それは去年(2011年)の10月にとった写真です。これは、震災後みんなが節電を頑張っていたときの映像ですが、こんなにも明るいんですね。以前の写真がないので、比較できないのですが、とても明るいんですね。これを見て思ったのは、人間は、なんだかんだ言っても、エネルギーや資源を搾取しなくては生きていけないのだと思いました。人間や生きものは、こうした地球の恵みをもらって生きていることを忘れてはいけないのだなと思いました。

[堂本さん]今日は、渋谷でアースデイが行われ、すごく平和です。やはり東北は大変です。
 日本人は、1000年、2000年前から、自然との調和を大事にしてきました。自然が好きな人たちなんですね。万葉集をみていると、自然の歌が多い。源氏物語にも。特に、私たちの住む家、かやぶき屋根で、障子で、畳で、というのが戦前はそうでした。地方では特にそういった日本家屋が残っていました。しかし、津波はそういったものを全部持って行ってしまいました。
 自然と調和した衣食住、食べるものだって非常に上手くやっていていますし、和服はすばらしい。そして、日本人は面々と自然に対して畏敬の念、恐れを持っていました。それは日本人のDNAの中にずっとあった。なぜなら日本列島は火山帯の上にある国。300年前にも地震はあったし、津波はどこでもあった。千葉県でも高さ15mの大津波が元禄時代にありました。このような自然の畏怖を、近代文明において日本人は何かを忘れてしまった。例えば、自動車に乗って津波から逃げた話。車から下りて走って逃げれば、助かったはずの話を多く聞きました。私たちが歴史のなかで、1000年も何百年も経験してきた自然と私たちの関係を、どこかで忘れてしまって、おごりや便利さを追求し過ぎてしまったと思います。
 宇宙から地球を見たら、本当にここでおごりを持ったらいけないんだなということを思いますけれど、津波の時にそのことを思いました。もっと自然と、どう付き合っていくか、本当に自然との調和を大事にしながら、一方で、自然に対しての恐れ、畏敬の念をもつこと。だから、氏神様が山の大きい木に祭られていますね。昔から道祖神があるし、いろんな所で祭られてきた。海のなかに鳥居があったりもします。そういった気持ちを忘れて、観光的にそういったものを見ているのではないかと思います。そういった反省を津波の時に思いました。

[生姜塚]BLUE BIRDの活動で、環境において、日本から欧米に「日本しかない知恵」を発信できるかと思っています。やはり、日本の伝統や狭い中でやりくりをしている知恵、宇宙でもそういう話が興味深かったです。

狭い国土から生まれた、日本人の知恵

2012年4月21日(土)「なでしこ『地球』女子会」@アースデイトークステージ⑥.JPG[松浦さん]国際宇宙ステーションでは、限られたスペースをどういう風に使うかということが大切で、ある種の技術だと思います。大陸で育った欧米の人たちと、狭い国土で狭い空間を生かして生きてきた日本人の我々では、違った考え方をしています。
 日本の人たちは、狭いスペースを上手く使いたいので、しまい方もかなり細かく指示するのですが、細かくてうるさいかもしれないのですが、結果的に、後で上手く道具が取り出せて、次の作業時間が短縮できたりして、仕事がやり易くなったと宇宙飛行士に感謝されるんですね。そういったところが、日本と日本以外の国の違いで、国際宇宙ステーションで出てくることでは実はあるんです。
[堂本さん]日本の押し入れでも本当に細かく収納しますよね。
 お茶室なんかもそうで、3・4畳しかない場所で、本当に上手く、単純さ・簡素さの美しさを大事にしていた日本があったんですよね。

[生姜塚]日本の実験棟はあまりにもキレイで、欧米の方からおどろかれるそうですね。
[松浦さん]国際宇宙ステーションなので、国境も無いのですが、日本は地上からフライトコントローラーの人たちが、お母さんのように口すっぱく「実験室を片付けなさい」と言うので、結果的にキレイになるんですよね。よくこういったことは広報イベントで使って頂いて、非常に面白いですよ。
[堂本さん]そういう日本人の良さを、もっともっと世界中に宣伝して、ムダなことをしない、ゴミをださない、ゴミをちゃんとわけて出すということをやれば、良いと思います。
[松浦さん]そうですね。今はどうかよく分かりませんが、欧米はあまりゴミを分別していないように思われますね。

地球市民

[堂本さん]宇宙からみると、渡り鳥からみると、国境なんて無いんですね。東北の蕪栗沼は、シベリアからガンが飛んでくる。地元の人たちが爆発というほど、群れが一斉に飛ぶ。そういった鳥たちには、人種の争いがない。地球市民というのは人種がない、国籍がない。地球の上に生きているのであって、自分の国のことはもちろんのこと、他の国のこと、地球上の平和のこと、地球上の環境、生きやすさ、といったことを考えるのが地球市民ではないかと思います。

多様性の大切さ

2012年4月21日(土)「なでしこ『地球』女子会」@アースデイトークステージ⑰.JPG[松浦さん]日本は壊れないようにつくる、頑丈につくろうとする。アメリカは、壊れたら直せば良い、直す方に視点をおいて作っています。違った視点で作られています。日本的な視点と、欧米的な視点のものが合わさってできているのが良いところ。欧米の人と一緒にチームで仕事をしています。
 震災後、被災された人たちのために「折り鶴」を折って、宇宙ステーションからメッセージをもらおうという企画があった時、アメリカのヒューストンや、ヨーロッパやロシアの管制センターや、カナダの管制センターまで、見よう見まねで折り鶴を折ってくれました。その写真をとって送ってくれました、そういったイベントに対し、一銭も払っていないのですが協力してくれました。世界の管制室が国境を越え、ひとつのチームになったということを震災を通して感じ、地球人として、ひとつのチームになった感動を皆さんにも共有したいと思います。つながりや絆が注目されましたが、多様性の逆で、みんながひとつになった話でありますね。

[松浦さん]今回、アースデイに初めて参加させていただきました。普段自分たちのやっていたことが、地球にちょっと優しいことだったと気付くこともできました。
[生姜塚]今回のトークショーを通して、もっと大きな視点で考えて、行動してすることの気付きがあったらと思います。アースデイは今日だけではなく、毎日のこと。ご参加いただき、ありがとうございました。